テキサス州農務省は世界に先駆けてオーガニックコットンのために基準を制定しました。この厳しい基準をクリアしたコットンだけに認定マークがつけられます。このシステムはひとえにオーガニックコットンの信頼性を守るためのものです。私達が使用するコットンは全てテキサス州農務省認定のオーガニックコットンを日本国内の優秀な技術で風合いを工夫しながら織り上げたものです。

テキサス州農務省が認めたものにだけ許される、テキサスオーガニックコットンの認証マーク。

●有機堆肥作りのために、牛を飼うこと。
農薬を使わないと決めたとき、大切なことは土地を傷つけない肥料の開発でした。テキサス州はその原料を州の重要な産業でもある牛の飼育に求めました。

●害虫の駆除にはテントウ虫が大活躍します。
テントウ虫はコットンにつく害虫を食べてくれます。大量のテントウ虫をコットン畑に放すことで、殺虫剤は使わなくてもよくなったのです。

●トウモロコシ畑はテントウ虫の住まいです。
コットンより成長が早くて甘いトウモロコシやマローという雑穀類を植えてテントウ虫を殖やします。コットンの花が咲く頃、テントウ虫はコットンについた害虫めがけて移動するのです。役目を終えたトウモロコシやマローは牛の飼料や有機堆肥の材料になります。このようにテキサスのオーガニックコットンの畑では自然の循環がみごとに働いています。

●収穫には枯れ葉剤を使いません。
葉の青いうちに収穫すると、白い綿毛に緑の葉緑素が付着してしまいます。テキサスオーガニックコットンの畑では枯れ葉剤を使わないで収穫するため、霜が降って葉が落ちるのを忍耐強く待って収穫します。

●製造工程でも厳しい基準を守っています。
製造工程でもTEXAS ORGANIC PROGRAMを基本としています。オーガニックコットンの加工に必要な材料は、やがて自然に戻された時に生物分解の高い物質だけを選んで使用する必要があるからです。

松ヶ岡シルクは、絹100%でありながら、これまで困難とされてきた、『絹本来の性質を損なわずに高い収縮性を持たせる』という課題を克服した全く独創的な生糸として松岡機業(株)により開発されました。

1.従来の絹にもましてソフトタッチで軽量です。2.伸縮性があり、体にフィットし、ドレープ性があるためシワになりにくい素材です。3.以下のような、絹本来が持つ優れた特長をそのまま生かしています。

●無農薬の桑の葉で育つ蚕からできる生糸はオーガニックで体にやさしい。

●保温性に優れる。

●吸湿性、放湿性に優れる。

●静電気を帯電しにくく、耐汚性に優れる。

●臭いなどを吸い取る吸臭性がある。

衣服は、もともと外の気温を直接肌まで通さないことを目的として作られますから、布目はつんだものが多く、どうしても重くなってしまいます。その点、絹の衣服は同じ大きさでも軽く、保温性、吸湿性、通気性の面からも優れます。さらにシルク2では伸縮性を生かしたフィット感があり、ドレープ性があることからシワになりにくい性質を持ちます。従って、高級織物でありながら洗濯もでき、イージーケアー性に富んでいます。